アラフィフおじさんの飽くなき挑戦

本ブログは、アラフィフおじさんが、様々な事に挑戦する中で、感じたことを書き記すブログです。

人を動かす

こんにちは。

また、最近、考えたことを書いてみたいと思います。

最近、ある心理学者の人が、人を説得する上で大切なポイントについてプレゼンしている動画を見たのですが、 非常に興味深い内容で、色々と考えさせられました。

その方は、学生の時に、その方の祖母が糖尿病になり、祖母に病院に行くように説得を試みるのですが、祖母はその方の説得には応じず、その方は大事な祖母を失いたくないという気持ちから祖母とケンカしてしまい、その後、仲直りができないまま、そのまま祖母が死んでしまったことを深く後悔し、人を説得する方法を研究するために心理学者になられたとのことでした。

その方が言うには、人間の心は象のようなものであるとのことです 。

人の心は普段は穏やかでゆっくり動きますが、一度暴れ出すとものすごいパワーで、早く動くものであるとのことです。

こういった人の心の特徴を踏まえ、人を説得する時には以下の3点を気を付ける必要があるとのことでした。

①疲れている時は説得しない
②相手から選択を奪わない
③初めと最後をポジティブにする

この方は、この方法を学んだ後に、実際に父親が病気になり、今度 は父親を説得するという機会に直面する訳なのですが、この時は、 見事に説得に成功し、その方の父親は早期に病院で治療を受けたために大事に至らず済んだとのことでした。

また、この経験により、その方の祖母に対する後悔も癒やされたとのことでした。

ここで紹介されている方法は、正直、私自身、日頃から大事だと思って気を付けていたポイントだったのですが、特に身近な人に対しては 、このような振る舞いができていなかったと反省しました 。

なぜ自分は家族に対してこのようなことができていないのだろうと考えた時に、家族に対しては自分の気持ちをストレートにぶつけてもよい、家族だからまわりくどいやり方をしなくてもわかってくれるだろうみたいな思い込みどこかにあったのだと思いました。

そして、この思い込みにより、説得が強くなり過ぎたり、説得に応じない相手に対する怒りのようなものに繋がっているのではないかと思いました。

また、人を説得する上で大切なポイントをもう一つ私なりに付け加えるとするなら、人は誰しも今よりも良くしたい、 良くなりたいなど、表に出さなくても、その人なりに色々と考えているということです。

例えば、失敗をした時などは、誰よりもその本人が深く反省をしていたりします。

しかし、特に子供など同じ失敗を繰り返すと、親は子供が反省をしていないと思って、同じようなことを繰り返し子供に対して言ってしまうことがあります。

子供は、表に出さなくても自分の中では反省をしているので、それをまた親に怒られることで親に対して反発しますが、また親はこの ような子供の態度を見て、子供がまだわかっていないと思い、 また同じ話を繰り返し、関係が悪化するということはよくある話で はないかと思います。

家族関係であれ、人間は自分以外の人の心の中で起きていることを見ることはできないと思います。

だから、特に相手の心を動かすような場面においては、まず相手を信頼し、相手の心に寄り添い、よくよく相手の心を察した上で、自分の気持ちや考えを話すということが重要なのだと、今回の動画をみて感じたところです。

特に人は見えないものに対しては恐れを感じたり、ネガティブを想像を膨らませる傾向があるので、相手の心の見えない部分をどれだけポジティブに見れるかが、人間関係においては非常に大切であると感じました。

また、ここで学んだことを、日々の生活に活かしていきたいと思い ます。

では、また。